2021.8.24
前回、無観客開催の決定によりボランティア活動がキャンセルになった旨を書いたんですが、その記事を投稿したその日の夜中に「開会式のボランティアにこれませんか?」というメールが来ました。
開会式の2日前のことです。式は火曜日だったためすぐに予定を確認し、午後休が取れそうだったので承諾の連絡をしました。前日に連絡して会議を代わってもらった先輩にはしばらく頭があがりません。
ということで、折角の経験なので忘れないうちに備忘録を残します。
- 13:30-14:00*受付
- 14:00-*ブルーインパルス
- 14:50-*競技場への移動
- 15:00-16:00*役割説明
- 16:00-18:00*軽食と休憩
- 18:00-20:00*選手誘導
- 20:00-*解散
13:30-14:00*受付
国立競技場近くの秩父宮ラグビー場に14時集合でした。ラグビー場に到着してからも受付→検温→荷物検査→チェックイン→PCR検査と、集合時間までにやるべきことがあったんですが、これが正直めちゃくちゃ初見殺しで混乱しました。
動線が1つじゃないのと、スタッフさんも持ち場のことしか把握してなかったりするので, 結局何を終わらせて集合場所にいればいいの??状態。
近くにいた同じ境遇の方(ボランティアがキャンセルになったと思ったら急遽呼び出された組)と助け合いつつなんとか14時までに遂行すべきことを終えました。
14:00-*ブルーインパルス
前日のリハーサルに参加していた方々から順次受付と役割の割り当てが始まりました。その間、みんな空を見上げて携帯を掲げる。
ちょうど、ブルーインパルスの飛行が同時刻に予定されていたからです。
近くにいたおじさまが「各局ヘリがこう向きに並んでるからそっち方向から飛んでくると思う」など教えてくださり、そのおかげもあって、中々綺麗な5色ラインを見ることができました!(おじさまの予想は外れていましたが。。。)
ブルーが見えると皆が空を見上げ、飛行が終わると自然と拍手が沸き上がる。誰かがつぶやいた「さ、帰ろっか」がやけに響いて、周囲は笑いに包まれました。
14:50-*競技場への移動
全員の役割割り当てが終了次第、ラグビー場から競技場へ移動しました。設営スタッフさん等他の役割で関わっている方々を随所で見られたのは良い経験になりました。
15:00-16:00*役割説明
オリンピックスタジアム内での役割説明がありました。2つの選手入場口の間を歩かせて頂き、トイレの位置や国旗の位置、プレスの位置を覚えます。
大興奮したのは、選手入場口からスタジアム内を観た瞬間。「これが選手が見る景色…!」とテンションアゲアゲでした。座席も、ほんとに観客がいるように見えて、テレビで見るのとはまた違った感動がありました。
スタジアムの裏側ってすごく広くて、私、大阪城ホールくらいしか裏側知らないものだから、救急車とか待機しているその場所がとにかく異次元に感じました。セグウェイに乗って移動してる外国人スタッフさんや、花火師の皆さんの準備も見られてワクワクでしたね。
私たちボランティアの役割は、選手をwelcomeしたり入場口に誘導したり、ごみの分別を指示したりといった簡単なものでした。
16:00-18:00*軽食と休憩
ボランティア用の待機場所でお弁当を食べて休憩しました。2時間もあるのでまあまあ暇で、寝てる方なんかも結構いました。飲み物もただでもらえる自販機が並んでいたりして、不便は何もなかったです。
18:00-20:00*選手誘導
いよいよ持ち場について、選手達の入場までの時間をサポートしました。
様々な国の選手達をお見送りしましたが、「こんにちは」「こんばんは」「いってきます」「いらっしゃいませ(!?)」「おやすみなさい(!?!?)」など、日本語で話しかけてくださる方も結構いらっしゃり、驚きました。
選手みなで国家を歌っている国もあれば、コール的なものをしている国もあり、入場待機中の国毎のカラーも興味深かったです。
あとは、「この髪型どう?」という感じでジェスチャーで会話してくれる選手だったり、自国のピンバッチをプレゼントしてくれた選手だったり…それぞれは非常に短い時間でしたが、選手達とひと時のコミュニケーションができたのは非常に嬉しい経験でした。
最後に特筆すべきは着ぐるみソメイティのかわいさ!何度か横を通りましたが、愛くるしいことこの上なし。。選手達と写真を撮ったり、写真に応じたり、めちゃくちゃ人気者でした。
20:00-*解散
選手の中には入場後、開会式は最後まで出ずに帰る方もいらっしゃったので、その方々をお見送り後、帰路につきました。(明確な解散時間はなく、それぞれで判断して解散という指示でした)
帰りは雨が降っていたのですが、ペアとして一緒に誘導をした方に写真を撮っていただき、いわゆる、な写真も記念に。
ずっと裏側にいたので、開会式のパフォーマンスは後日ネットで見ることになったのですが、今思い返しても良い経験をさせていただいたなあと思います。異国開催でボランティアする勇気は自分にはないので、一生に一度のことかな~
きっかけをくれた嵐には感謝感激雨嵐、です。