19.11.09
『マチネの終わりに』
を観てきました。
原作小説は未読です。
映画館に足を運んだモチベーションは、
・主人公がクラシックギタリストの設定
・福山雅治が好き
の2つでした。
特に大きかったのは1つ目で、
クラシックギターを弾いていた人間として
劇中音楽に興味がありました。
そして、その期待を裏切ることなく、
非常に音楽の良い映画でした。
大聖堂やアストゥリアスを始めとする
クラシックギターの有名曲がふんだんに流れ、
多分最後のクレジットが流れるまで
オケの音はなかったと思います。
福山さんが吹き替えなしで弾いた
という映画オリジナル曲『幸福の硬貨』
も驚きのクオリティで。
非常にクラシックギターの音色にあっていて、
思わずサントラをポチってしまいました…。
映画のサントラを購入するのは人生初です。
さて、この映画を観終わった感想としては
「美しかった」という一言に尽きます。
・前述通りの音楽の美しさ
・福山雅治と石田ゆり子という美男美女による
画の美しさ
・登場人物たちの発する言葉の美しさ
ストーリー自体のドキドキワクワクは
殆どありませんが、
”上質な休日”を過ごすのに最適な作品です。
(※ネタバレ注意↓)
特に、物語を通して出てくるメッセージ
「未来は常に過去を変えている」
人は変えられるのは未来だけだと
思い込んでいるけれど、そんなことはない。
未来によって過去の「想い出」の意味は
確実に変わっていく。
これ、本当にそうだなあと。
当たり前って言えばそうなんですけど、
でもそうと意識するのとしないのとでは
全然違うというか。
うまく言葉で言い表すことができなのですが、
このメッセージが出てくるタイミングが
また絶妙なんですよね。
そして、これに限らず
福山雅治と石田ゆり子の言の葉のやり取りが
洗練されていて非常に美しい。
やっぱり、
「美しい」意外の表現は思いつきません。
最後に、
作中お2人の顔がアップになる
シーンがあるのですが、
フルスクリーンを耐えうる画力の強さに
感服しました。
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