まだちゃんと情報収集できてるわけじゃないのですが、とりあえず今段階で感じていることを書きとめておこうと思います。
まず初めに。
日本のTVショーはびっくりする位このニュースに対する関心が薄い…。こんなに大きなニュースがあるのに、朝の番組が2日連続で元貴乃花親方の離婚について特集してたのは本当に驚いた…日本人ってそんなに相撲とゴシップが好きなん???
香港で開催された国際学会での質疑応答を見て、かなり強調されてるなと思ったのが「インフォームドコンセントが充分であった」という点。ここで沸々と湧き上がってきたのが「でもそれ親のじゃん・・・?」という思いです。百歩譲って、双子の両親がゲノム編集に関して多大なる知識量を持っていて、リスクも充分理解した上で合意したのだとしても、それ、生まれてくる双子の同意ではないじゃん??この双子は、恐らく生まれてから死ぬまでずーーっと世界中から注目されるし、なんなら研究対象にされるし、オフターゲットのリスクを背負っていかなきゃならないし、もうどう考えても普通の生活なんて送れないじゃん??双子の父親は「HIVのために差別を受けた。子どもにはそんな思いをさせたくなかった」なんて言ってたけど、それなら余計、双子が今後置かれる状況・環境をよく考えたら今回の提案は避ける方向に向かったと思うんだけどな…。「子どもは親を選べない」っていうのは全世界共通の変えようのない事実で、生まれてくる赤ん坊は生まれた時点である程度の制約を皆受けるものだけれど、こんなに色々すっ飛ばしてやっちまったら、この双子が生まれながらに抱える「モノ」が重すぎやしませんか…?一体誰が、この双子の一生を保証して、責任を持てるんだと。サポート体制もなにも整っちゃいないのに。リスク対策もできていないのに。これはもう「同意なしの人体実験」って言っても過言じゃない、そう私は思います。
双子に関しても真偽のほどがまだ分からないですが、ゆっくりしっかり自分の意見を持っていきたいニュースだなと思いました。
まずはこの辺の本を読んでみたいと思います。
ヒトの遺伝子改変はどこまで許されるのか ゲノム編集の光と影【電子書籍】[ 石井哲也 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 科学・医学・技術 > 生物学
- ショップ: 楽天Kobo電子書籍ストア
- 価格: 792円