LIFE is HARD だけど HAPPY

LIFE is HARD だけど HAPPY

旅行記メインの徒然日記。櫻井の翔氏が好きです。ブログタイトルは嵐5人出演映画からお借りしています。

アカリンプロデュースブランド「Amiuu wink」のポップアップストアに行ってきました!

 

みなさんこんにちは!(YouTuber風)

 

今日は、私の好きなアイドルの1人であるNMB48アカリンこと吉田朱里ちゃんがプロデュースしているアパレルブランド、Amiuu winkの期間限定ポップアップストア@渋谷に行ってきたので、そのレポを残します。

 

ポップアップストアは東京と大阪で2回あって、私が行ったのは東京(渋谷109)の初日です。

 

当初、仕事場が渋谷から近くないので土曜日に行く算段だったのですが、公式Twitterを見ていると続々と売切れていく様子が更新されていて、「これは今日中に行かねば」という使命感に駆られ、行ってきました。

 

mycolor.jp

 

私が109に着いたのが20時前。

ストアには入場制限がかけられていて、階段に順番待ちの列ができていました。

 

そもそも109に行くのが初めてだったので、
「109って若者が行くところでしょ…こんな20代半ばの人間が行っていいものか…」
という不安や、
「アカリンのファンってみんな可愛くしてくるんだろうな、白い目で見られたらどうしよう」
という緊張があったんですけど、金曜の夜なら
「普段はオシャレだけど、仕事着はオシャレできない人」
に擬態できるんじゃないかと考え、
無地TシャツGパンに敢えて仕事用のカバンを装備し、心を落ち着けて挑みました。

 

 

実際109に入ってみると、思った通りのピンクとキラキラ具合で若干怖気づいたのも事実なのですが、エスカレーターで6階に上がるまでに何度もあみゅの宣伝を見ることができて、すっかりテンションが上がりました。

f:id:rikezyosan:20190512120306j:plain

エスカレーター乗りながら撮ったらブレた

 

入場待ちの階段で待つこと15分くらい。
私の1つ前までに並んでいた人達 が案内されました。


それまでの間にも店員さんが、「お待たせしてすみません」と、ペットボトルのお水を1本下さったり(本当にびっくりした)、「よかったら飴も食べてください」と飴を下さったり神対応ぶりをいかんなく発揮されていたのですが。

先頭で待ってる間は暇な私の雑談にも付き合って頂き、本当に待ち時間が苦になりませんでした。

 

その店員さん曰く、私の行った時間は1日の中でもかなり空いている方だったそうで、お昼時には3時間待ちの時もあったとか。

 

私は結局30分弱の待ち時間で入れたと思います。

f:id:rikezyosan:20190512121011j:plain

お店に飾ってあるマネキン。このコーデすべて売り切れてた…( ;∀;)

 

店内は本当にかわいくて、前日にインスタライブで見てはいたのですが、静かにテンションが上がりました。店員さんも気軽に話かけてくださるし、選びやすかったです。

 

ただ、新作のものや欲しかったもの(上のマネキンのコーデ)はほとんど完売していて、それがすこし残念でした(分かってはいたけど)

 

そうそう、お客さんの中には男性1人で来られている方や、就活生かな?という方もいらっしゃって、「オシャレじゃないと白い目で見られるのでは」という当初の不安は取り越し苦労に終わりました。勿論、店員さんは私のような人にも分け隔てなく、丁寧に接客してくださいましたよ。

f:id:rikezyosan:20190512121706j:plain

1人で行きましたが、店員さんがフォトブースで写真も撮ってくださいました!

後ろに人も控えていたので、店内の雰囲気を楽しんでTシャツとキャップを購入して、約10分程度でお会計に向かいました。

 

今回買えなかった新作などは、今後オンラインショップでチェックしようと思います。

f:id:rikezyosan:20190512121942j:plain

カタログと予備のショッパーも言わずとも入れて下さいました

 

総じて、すごく楽しめたポップアップストアでした!

 

行くか迷っている方がいたら、行くことをオススメします!

これまで、YouTube見たり、総選挙で票入れたりする程度のライトファンだったのですが、アカリンに会いに行ってみたくなりました。

豊洲ピット当たりますように…!!

 

終わり 

四天王寺参拝 (新天皇即位記念御朱印Get)

GW8日目、母と妹と四天王寺に参拝しました。

 

四天王寺は母校でもあるので、
参道や石鳥居、外から見える校舎はとても懐かしく感じました。

 

f:id:rikezyosan:20190506232107j:plain

 

私が通学していたのは5年以上前の話ですが、
その頃からほとんど変わらない

「賑やか過ぎず、寂れ過ぎず」な雰囲気。

f:id:rikezyosan:20190506231612j:plain

 

四天王寺聖徳太子が建立した日本最古の寺社仏閣であることから、
宗派にとらわれない仏教の総本山

 

宗派関わらず様々な方が訪れることと、
土地的な利便性から、
年配の方がよくいらっしゃった気がします。

 

この日も青空古本市場が催行されていて、
和やかな気持ちになりました。

f:id:rikezyosan:20190506232911j:plain

 

一方で、四天王寺の五重の塔は落雷や戦火への感受性が高く、現在7代目。

そのせいか観光地化は活発でなく、
GWでも恐ろしいほどの混み具合にはなっていませんでした。
(京都はすごかったようで)

f:id:rikezyosan:20190506232944j:plain

 

 母が御朱印を集めているので、納経所にも足を運びました。

普段は数種類あるそうですが、この日は大悲殿のもののみ。

 

その代わりに、
天皇即位記念の御朱印を特別に書いていただけました。

3名の方が列を捌いてくださっていましたが、
それでも1時間は待ちました。

せっかく並んだので私も特別版の御朱印をいただきました。

令和元年、なんだか正月気分です。

f:id:rikezyosan:20190506233240j:plain

 

帰りに、天王寺方面に歩いてすぐのカフェでコーヒーとクッキーをいただきました。

f:id:rikezyosan:20190506233820j:plain

良き休日でした。

 

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

 

 

亀戸天神社の藤まつり~ライトアップ~

3月から今月にかけて、
「色んな場所に出かけた&書くモチベーションが上がらなかった」
のコンボで、全然記録が残せていないのですが。

 

ここで放棄したら、
「ブログを続ける」という一番の目標を頓挫することになるので、
全部は書けなくても気分が乗るときに
直近のものから上げていこうと思います。

 

さて、今回は

亀戸天神社の藤祭りに行ってきたので、
その記録を残します。

 

 

亀戸天神社とは

かの有名な九州にある太宰府天満宮と同じ
菅原道真公を祀っている天満宮だそうです。

公式HP(http://kameidotenjin.or.jp/
には「花の天神様」と書かれていて、
藤まつり以外にも、
梅まつり、菊まつりが行われているそう。

 

総武線亀戸駅から徒歩10分位の場所にありました。

 

藤まつりライトアップ

GWの最中夜20時頃に訪れたのですが、
結構な人出でした。

激混みというわけではないですが、
穴場だと思って行ったので、そうでもなく。

 

昼間はたいそう盛況なのだろうなというのが
屋台の数でうかがえました(当然全店閉まってました)

 

なんとなく順路が決まってそうだったので、
入口に入ると合点。

スカイツリーが綺麗に見えるんです。

三脚を本格的に立てて撮影している人もいて、
なるほど、これは人出が多いわけだと納得しました。

(藤棚の写真が撮りたくて来て、スカイツリーが見えるなんて思ってなかった人)

f:id:rikezyosan:20190502005023j:plain

f:id:rikezyosan:20190502005123j:plain

 

藤棚の数も多く、ライトアップされた景色は写真で見るよりずっと綺麗でした。

f:id:rikezyosan:20190502005206j:plain

 

私は藤に詳しくないので分かりませんが、
色が違う藤棚があったので、種類も何種類かあったのだと思います。

f:id:rikezyosan:20190502005056j:plain

f:id:rikezyosan:20190502005000j:plain

 

所要時間は30分位。

さっと見て回るだけだと15分もあれば楽しめると思います。

 

以上、藤まつりレポでした。

 

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

東京2020 ボランティア オリエンテーション参加記録

以前東京2020のボランティアに応募した話を書きましたが、

tabilogm.hatenadiary.jp

 

 

その後のステップであるオリエンテーションの参加」を遂行してきたので、記録に残します。

 

 

オリエンテーションの会場は地域によって異なりますが、私は東京を選んだので「東京スポーツスクエア」でした。入り口には会場案内があり、分かりやすかったです。

f:id:rikezyosan:20190407180049j:image

 

この日は都市ボランティアの方もオリエンテーションがあるらしく、入場してすぐに都市ボランティアと大会ボランティアに分かれました。

f:id:rikezyosan:20190501233441j:plain

 

どこまで書いていいのか分からないので詳細は省きますが、まず、5~6人のグループに分かれて(来た順の席配置)ちょっとしたグループ対抗ゲームをしました。

 

私のグループは、会社員の男性2名、主婦の女性2名、大学生の男性、そして私という構成でした。偶然的にオール日本人のグループでしたが、外国人の方も他のグループには多くいたように感じました。(体感的に3割くらい)

 

その後、2対2の個人面談と本人確認が行われました。個人的にボランティアの具体的な内容の紹介があるかと思っていたのですが、そんなことはなく。いまいち何をする可能性があるか分からないまま終わったという感じです。

f:id:rikezyosan:20190501232702j:plain

 

個人面談の結果は9月ごろに郵送で来るそうで、それまではお預けです、、、。

 

帰りには参加賞としてファイルを頂けました。色を選べたので翔さんカラーの赤を。

f:id:rikezyosan:20190501232757j:plain

 

 あと、フォトブースがたくさんありました。係の人がスタンバイしてくださっていて、
面談までの待ち時間に写真を撮ってもらうことができます。

f:id:rikezyosan:20190501233315j:plain

f:id:rikezyosan:20190501233324j:plain

 

9月に案内が届いて、ボランティアに参加できるのが一番ですが、オリエンテーションだけでも参加できて楽しかったです。

 

 

終わり。

 

「平成最後の」

こんにちは。

2019年4月30日、東京からお送りします。

 

なぜ敢えて2019年表記をしたかと言うと、
「いい加減「平成最後の」の濫用が過ぎるな!?」
と思ったからです。

 

今日は、もしかすると人生でもう一度位体験するかもしれない改元の瞬間に立ち合う記録として、うんざりするほど聞いた「平成最後の」記録を残そうかと思います。

 

元号が決まってしばらく、
去りゆく平成、来たる令和に思いを馳せて
様々なメディアで特集が組まれ、
多種多様な商品に平成と令和の文字が組み込まれました。

その時点で、自分としては

改元でここまでhappyに経済回せる日本って平和だな、、、」

位にしか思っていませんでした。
だって、日本でしか通用しない元号にどれだけの意味があるのかっていうと、ねぇ?

 

ただ、今回の改元が、前天皇崩御を意味しないことは、大きな意味のあることかもしれないとは思っています。(この上なく不躾に言うと、天皇制の働き方改革的な...時代も象徴しているなぁ、と)

 

いい加減鬱陶しくなったの4月半ばからの半月感。
「いやいや、一旦落ち着こうよ...?」と。
平成を振り返るのも大切だけどさ、
なんかもっとこう取り上げることないの?と。

 

メディアもそれ以外も、意味なくなにか枕詞のように「平成最後の」をつけて、
一体この1ヶ月でこのナンセンスな5文字を読むのにどれだけの無駄な労力を費やしたのだろうか...

 

「よい令和を〜〜!」なんて意味のない挨拶をして。

 

 

 

 

でもまぁ書いてるうちに段々と、
そんな騒ぎも平和でいいじゃないか、
って気持ちになってきました。
あと1時間でこのお祭りも終わるからでしょうか。

 

 

お願いだから神様、
「平成最後の」祭りに参加した人には、
「令和最初の」祭りの参加券を与えないでください。

 

 

なんとなく大衆化されずに、
静かに令和の響きを楽しみたいなと思う私でした。

 

 

 

平成最後の日に。

 

 

 

 

 

学歴ロンダリング(?)した感想

これは、入学した時から
卒業時にまとめよう、と思ってた話。

 

卒業直前に書こうと思っていたのに、
新生活の準備と卒業旅行で
思ったよりずっと忙しく、
社会人になってから
キーボードをたたいています。

 

結論から言うと、

よかった

と思います。

 

私は大学から大学院に進学する時に
学校を変え、
所属研究室と研究テーマが変わりました。

 

博士課程に進学する気はなかったので、
就活期間を除くとまともに研究できる
期間は約1年半

生命科学の研究は生物相手なので
どうしても結果が出るのに
時間がかかります。

それを分かった上で研究テーマ、
研究対象・分野を変えるのは
正直大きな賭けでした。

 

幸運なことに、結果として私は
研究成果もそれなりにあげることが
できたのですが(当社比)、
それがなくても
「学校を変えてよかったな」
と思える点がいくつかあったので
整理してみます。

 

まず、

新しい出会いがあったこと。
新しい同期・上司・先輩・後輩、
新しい研究テーマ、新しい学校、
新しい家、新しい通学路、
新しいバイト先...

どれも同じ研究室で続けていたら
得られなかった出会いです。

属にいう「いい」出会い
でなかったものも含まれますが、
そういうものに対処する経験なんかも
今思えば貴重だったなと思います。

 

 

次に、

他人の、自分に対する新しい見方に気が付けたこと。


これは本当に初めての経験だったんですが、
私の大学から来た人が珍しかったためか、
入学当初、同期から
「名前よりも先に大学名で個体識別される」
時期がありました。
(便宜上、出身大学を「◎大」と表します)

 

つい先月まで自分の周りにいた何百人もの
学生達を差し置いて、
この学校(大学院)内では私が
「◎大生の代表として見られている」、
という恐ろしさ。

 

M1の初めは授業もあったのですが、
低い成績を取ったら
「◎大生はそんなもんか」
と思われるんじゃないか、
と勝手な不安に駆られてストレスを
感じました。

 

同じ大学に通っていても
人はみんな大きく違っていて、
大学名で分かることなんて
大学受験時に、
大学受験の勉強が一定基準以上だった

ことくらいだと思うのですが、

 

初対面あるいは
親しみの薄い人間に
とっては、
思ったよりずっと

経歴や肩書が重要視される

ってことを身をもって体感しました。

 

これは留学した後の感想でも書いたのですが、
ほんとに、自分ではやらないように意識しようと
思っています。

 参考↓

tabilogm.hatenadiary.jp

 

 

 

最後に、

自分は悔しくて伸びるタイプの人間である
と分かったこと。

これはまあ、これまでの人生でも薄々
気がついてはいたのですが・・・

 

私は自分と競り合う誰かが隣にいるか
叱咤激励してくれる上司がいないと
一歩先まで頑張れない人間だと、

 

褒めて伸ばそうとしてくれた上司に
ついた2年間で気が付きました笑

せっかく優しくして頂いたのに
申し訳ないですが。

 

人(特に)に褒められると、
「私を成長させるのが仕事では??」
「職務怠慢では??」
と思ってしまって、
信用できなくなってしまう性格。

 

新しい職場では悔しい想いができることを
期待しつつ。

 

 

-----------------------------------------------------

結局2つ目も3つ目も、
1つ目の「新しい出会い」
があったからこその自分自身の気づきなので、
やっぱり定期的に人間関係
フレッシュにするのは大切だなって思いました。

 

 

ちなみに、

学歴ロンダリングは就活に有利か不利か?

みたいな話ありますが、

 

体感としては、
やや有利、かなと思います。

 

基本的に大学名は見られるので、
大学院でより偏差値の高いところに
入学しようがそこの評価が変わることは
まずないと思います。

 

その上で、ストレートで大学院に進む
学生がほとんどの中で、
「大学院を変える」選択をしたというのは
1つ人事が気になるところですし、
そこで自分の思考回路をうまく説明できれば
かなりプラスに働くのかな、
と就活を終えた人間は感じました。

 

 

----------------------------------------------------------------

BTW
はてなブログって1か月更新しないと
一気にアクセス数減るんですね。

3月は1日200以上のアクセスがあったのに、
今日みたら15とかでちょっとびっくりした。

耳瘻孔の記事に検索から来てくれる人が
多いみたいです。

ぼちぼち更新します。

 

 

 

 

 

 

 

 

なら瑠璃会

2月某日、母と妹となら瑠璃会に行ってきました。

 

生まれも育ちも奈良だというのに(奈良市ではない)、こんなイベントがあるなんて今年初めて知りました。
奈良を離れる前に行けてよかったです。

 

 

会場は、「なら燈花会」とほぼ同じ。興福寺あたりから、東大寺春日大社のあたりまで。特に書くことはないので、あとは写真をば。

f:id:rikezyosan:20190220003140j:plain

f:id:rikezyosan:20190220001704j:plain

f:id:rikezyosan:20190220001709j:plain

f:id:rikezyosan:20190220003128j:plain

「光の天の川」って書いてあった、と思う。

f:id:rikezyosan:20190220003148j:plain

f:id:rikezyosan:20190220003210j:plain

メイン会場はお金を払えば、中を散歩できます

f:id:rikezyosan:20190220003136j:plain

f:id:rikezyosan:20190220003131j:plain

 

この日は、開催期間中の中でも唯一スカイランタンのイベントがあった日でした。写真ではあまり伝わりませんが、一斉に空に上がっていくランタンは息をのむ美しさでした。

f:id:rikezyosan:20190220003157j:plain

f:id:rikezyosan:20190220003205j:plain

f:id:rikezyosan:20190220003201j:plain


妹が一眼デビューしてくれたおかげで、カメラが壊れていても安心(?)でした。



にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

 

【嵐にしやがれ】V6岡田准一さんが櫻井翔さんにプレゼント!『百年法』感想

修論が落ち着いて学校に行くことがマストでなくなったので、かねてから読みたいと思っていた『百年法』を図書館で借りました。

 

そもそも読んでみたいと思ったきっかけは、遠い昔の「嵐にしやがれ」でV6の岡田くんが、翔さんにプレゼントしていたから。

 

これが、かなりの当たりで。

 

特に下巻に入ってからは、伏線回収と疾走感で一気読みしてしまいました。

 

 

『百年法』あらすじ紹介

 

あらすじ(「BOOK」データベースより)

 (上巻)原爆が6発落とされた日本。敗戦の絶望の中、国はアメリカ発の不老技術“HAVI”を導入した。すがりつくように“永遠の若さ”を得た日本国民。しかし、世代交代を促すため、不老処置を受けた者は100年後に死ななければならないという法律“生存制限法”も併せて成立していた。そして、西暦2048年。実際には訪れることはないと思っていた100年目の“死の強制”が、いよいよ間近に迫っていた。経済衰退、少子高齢化格差社会国難を迎えるこの国に捧げる、衝撃の問題作。

 

(下巻)不老不死が実現した社会。しかし、法律により100年後に死ななければならない―“生存制限法”により、100年目の死に向き合うことになった日本。“死の強制”をつかさどる者、それを受け入れる者、抗う者、死を迎える者を見送る者…自ら選んだ人生の結末が目の前に迫ったとき、忘れかけていた生の実感と死の恐怖が、この国を覆う。その先に、新たに生きる希望を見出すことができるのか!?構想10年。最高傑作誕生。

 

 

読んだ感想(ネタバレあり)

※以下ネタバレ含みます。

読み始めから最後まで常に「死」を意識させられて、自分ならどう感じるか、どういう判断をするか、考えながら読むと結構疲れました笑

 

本作の一番のテーマは「永遠の生は存在しうるのか」ということだと感じていて、
作中では「永遠の生に耐えられるほど人間は強くない」「永遠の生と死は紙一重である」ことが語られます。

 

上巻で、百年法の初年度対象(つまり、百年法が施行されると1年以内に死ななければならない)で、死の恐怖におびえていた篠山が、百年法が凍結され(つまり、死ななくてよくなった)めちゃくちゃ喜んだのもつかの間、自死してしまったことが語られたシーンは衝撃的でした。

 

ただ、下巻における同じような出来事ー永遠王国に住む拒否者(百年法に従わず、隠れて生きている犯罪者)が、どんどん自殺していってしまうーが起きた時の理由として語られる「生と死の境界を失ったものにとって、永遠に生きることは、死ぬことと完全にイコールとなる」という説明には納得がいきませんでした。

 

確かに、拒否者は不老化処置を受けているため病気になりにくく、普通に年老いていくよりも長く生きられます。でも、死なないわけではないんです。

 

病気にかかる確率だって0ではないし(SMOCの話は一旦おいておく)、事故や事件巻き込まれて死ぬ可能性も、摘発されてセンター送りになる可能性だってあります。自殺したって死にます。七つの大罪のバンみたいな能力は持っていません。

 

つまり、ほぼ永遠の生(死ぬ確率が極めて低い生)を授かっていても、いつでも死を選択肢に持っている、死のうと思えば死ねる状態なのです。

 

だったら、生と死の境界を失うことに果たしてなるのかな?と。

死ねない絶望、永遠に生き続けるしかない絶望はなんとなく分かります。

でも、終わらせようと思えば終わらせられるなら。生きていけるような気が私はしました。

 

ただ人間って、普段は出来るだけ「自分が死ぬこと」を意識の外に置いているけれども、毎日触れるニュースや会話で必ず「死」を一度は意識するから、

「いつか自分も死ぬんだ」ってことは必ず無意識にでも刷り込まれていっているものだと思うんです。

 

ほとんどの人が不老化処置を受けて、周りの誰もがほとんど死なない環境、つまり「死をずっと遠くに感じる環境」に置かれたら、「自分が死ぬかもしれない」「死のうと思えばいつでも死ねる」っていう事実に気が付かないようになるのかもしれないな、とも思いました。だからただ次の日を「生きる」と同じくらいの意味で、「死ぬ」を選ぶ、選べるようになるのかもしれません。うん、なんかこれな気がしてきた笑

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

読んだ感想(ネタバレなし)

※以下、ネタバレなし

この作品、岡田くんが翔さんにあげる時に、「ぜひ映画化を」と言っていましたが、小説だからこそ上手い!と唸るような部分が多々あるので、映画化するのは非常に難しいだろうなと思いました。伊坂さんの『ラッシュライフ』とか恩田さんの『ドミノ』とは違うけれど、そう、構成がうまい感じ。

翔さんイメージのキャラクターも私的にはいませんでした。遊佐を推す声が大きいみたいですが、私的に遊佐は20代の大沢たかおさんのイメージ

翔さんが読んだのかは分かりませんが、非常に読み応えも考え応えもある本だったので、かなりオススメです。

山田さんの他の小説も読んでみようと思いました。

先天性耳瘻孔治療レポ③除去手術編

先天性耳瘻孔治療レポ第3弾(最終回)です。今回は手術編。

 

発症~切開手術はこちら↓

tabilogm.hatenadiary.jp

 切開手術のレポはこちら↓

tabilogm.hatenadiary.jp

 

手術前

大学病院にて切開手術を行った(レポ②参照)後はしばらく抗生剤を飲んで、傷口がふさがり腫れがひくのを自然に1か月位待ちました。その間、抗生剤の薬疹が出て皮膚科の紹介状を持って急遽大学病院に再診したり「薬を飲み切って後は待つだけ」と思ってたら深夜に傷口からピューっと液体が噴出してきたり。何かと大変でしたが、なんとか切除手術日を迎えることができました。

 

 耳瘻孔は、一度感染してしまうとクセになるらしく、腫れが引いたら手術で耳瘻孔自体を切除することを勧められます。なんだかんだ感染してからお金も時間も結構費やしたので、もう感染しなくなるなら、と私も手術を決めました。

 

手術の感想

簡単な血圧や体温の検査をした後、手術担当の医師から

  • 麻酔で気分が悪くなり手術中止になる可能性がある
  • 切除し残した部分があると再発する可能性がある

という2点説明を受け、同意書にサインしました。

 

手術自体は30分〜40分ほど。最初、孔の広がりを見るために染色液?を孔から入れる時と、麻酔を注入する時は結構痛かったですが、その後は麻酔が効いているので全く感覚はありませんでした。

 

ただ耳なので、メスが入る時のスーッという音やハサミで切るザクザクいう音、縫う時の糸のシュルッっていう音たちがダイレクトに聴こえて、見えない感じない中大体何をされているかは分かる不思議な感覚に陥りました。

 

無事終わった後、執刀医から「切ったやつ見たい?」と聞かれ、「見たいです」と答えるとなんともグロいそれが。赤い血と紫の染色液に使ったサザエの中くるっと出した部分。みたいな。ほんの小指の先から第1関節位までしかないんだけども。これまでの24年間を共に過ごした身体の元一部分に奇妙な気持ちになりながら別れを告げました。

 

その日は抗生剤と塗り薬、痛み止め、胃薬を処方され、翌日また様子見で通院。麻酔が切れた頃にズキズキと痛み出して(神経までいった虫歯と同じ痛み方)手術当日はそこそこ違和感がありました。(切開手術とその前腫れてる時に比べたら全然マシだけど、ね)ちなみに手術費用は、切除部位の病理検査費など諸々含めて1万円ちょっとでした。

 

抜糸

手術から1週間後に抜糸。少しチクっとしますよ〜と言われたけど何も感じませんでした。傷口は紫外線に当てないほうがいいそうで、3ヶ月くらいはテープを貼っておいてくださいと言われました。ただ、通院は一旦ここで終了で、何もなければジ・エンドだそう。

 

 ちなみにサージカルテープは肌なじみの良いものがオススメです↓

 

やっと終わった、、、、、

 

ということで、先天性耳瘻孔レポも終了です。最初に耳鼻科に行って「手術になるかも」と言われてから、不安でめちゃくちゃネットサーフィンして色んな人の体験談を聞きまくってたので少しでも自分の体験談も役に立てればと思い書きました。お金も時間もかかったので、再発しないことを願うばかりです。

 

(2020.3.7追記)

今のところ再発はしていません。手術から1年経ちますが、違和感等を覚えたこともありません。